【Linux】Debian10ユーザがsudoをインストールする
Debian10でsudoをインストールする手順を紹介したいと思います。
これまでsu - でのrootユーザに行ったり来たりして、入力をしていたのでリスク管理の面と作業効率化の面でsudoをインストールしたいと思います。
目次
1.スーパーユーザ
Linuxでは、管理者権限を持つ特別なユーザをスーパーユーザと呼び(rootユーザとも呼ばれる)、通常の作業をするユーザは一般ユーザと呼ばれます。
一般ユーザからスーパーユーザに切り替える方法として、
$ su -
コマンドがあります。
rootユーザになる場合はこのやり方で問題はありませんが、パッケージをインストールしたりする場合にいちいち切り替えをするのも面倒ですし、スーパーユーザから一般に切り替え忘れてスーパーユーザのまま作業する危険性もあります。(スーパーユーザは全ての権限を持っているのでシステム重大な影響を及ぼすプログラムやファイルの削除などもできてしまいます)
なので、一般ユーザのままスーパユーザの権限が必要な作業をできるようsudoコマンドを取り入れたいと思います。
2.sudoのインストール
私はDebian10を使っていますが、デフォルトではsudoのコマンドがなかったのでインストールをしました。
・インストール方法
まずrootユーザに切り替え
$ su -
それからsudoをインストールするコマンド
# aptitude install sudo
※aptitudeをapt-getにしても問題ありません。(apt-getはそのパッケージのみをインストールし、aptitudeはそのパッケージに推奨の他のパッケージもインストールするイメージです)
これでsudoが使えるはず、、
ですが、使っている一般ユーザが管理者でない場合はsudoを使うことができません。
なので以降の設定もします。
3.sudoコマンドの設定
sudoコマンドはどの一般ユーザにどのコマンドの実行権限を与えるのかを設定することができます。
一般ユーザにsudoを許可するかどうかは、/etc/sudoersファイルで管理されています。
ですので、このsudoersというファイルの中に、sudoを許可する内容を追加すればいいわけです。
追加作業は、rootユーザで以下コマンドを実行してください。
# visudo
このコマンドによって、sudoersファイルをテキストエディターにて編集する画面が表示されます。
visudoはsudoresを編集する特殊なコマンドで、文法のエラーチェックをする機能があり、通常のエディターよりも編集ミスのリスクが少なく編集ができます。
visudoを実行して、以下のようにユーザの追加文を入力します。
ユーザ名の場所は、sudoに入れたいユーザ名を入れてください。
ちなみに私のDebianでは上図の通り、デフォルトでsudoというグループ(%グループ名)が設定されていましたので、一般ユーザをsudoグループに入れることでもsudoコマンドが使用可能になることがわかります。
入力が完了したら、保存終了です。
これでsudoコマンドが使えるか確認してみてください。
以上です!
それでは!!